民間の不用品回収と行政の粗大ごみ回収

大きなごみを片付けようとしている時は民間の不用品回収業者と、行政が行っている粗大ごみ回収のどちらを利用するべきか迷うものです。ここでは両者の違いについて詳しく解説します。

民間と行政の違い

1．申し込み予約と準備

2．料金の違い

3．手間について

4．回収できないゴミの種類

1．申し込み予約と準備

粗大ごみ回収を行政で行う場合は、事前にインターネットや電話で粗大ごみの回収依頼の申し込みをします。回収日に一戸建ての場合は玄関先など、マンションなどは集合ごみ置き場などに出しておきます。あらかじめ購入した粗大ごみシールをごみの目立つ場所に貼り、大きなものは解体して出すなどのひと手間が必要になります。粗大ごみの回収日はこちらが希望する日時ではなく、行政の指定した日時に出します。

民間の業者に依頼する場合も事前に電話やインターネットなどで申し込みをします。行政と違い都合が合えば当日中に回収してもらうこともできます。事前に準備することはほとんどなく、回収も全て業者任せでOKです。手間をかけるのが面倒という方は不用品回収業者に依頼するとよいでしょう。

2．料金について

行政の粗大ごみでごみを出す場合は品目ごとに設定されている回収料金だけを支払う形になります。自治体によっては粗大ごみの料金が一律で、所定のシールを購入して貼り付けるだけで良い場合もあります。民間業者の基本料金にあたる部分については、税金で賄われているため行政のゴミ処分を利用した場合、利用者が支払う必要はありません。
民間の場合は出張費や車両代、人件費などを含む基本料金、品目ごとの回収・処分費用が発生するため、行政よりは高くなってしまいます。ただし、買い取りできる品物が含まれている場合は処分代を払わなくてよい場合もあります。

3．手間について

行政の場合は粗大ゴミシールなどをあらかじめ準備をしなければいけないことが多く、所定の場所まで運び出す手間もかかります。あまり力がない女性や高齢者にとっては難しい場合もあります。回収する日時を指定されるため、都合に合わせなければいけません。
民間の場合回収業者では全ての作業をお任せできるので、すぐに回収して欲しいとの希望にもお応えできます。

4．回収できないゴミの種類

行政では対応できる粗大ごみの種類が限られています。特に注意したいのは家電リサイクル法の対象になっているエアコンやテレビ、洗濯機、冷蔵庫などです。これらの品目は行政では回収してもらえません。
民間の業者ではこれらの品目も回収でき、適切に処分してくれます。まだ使える場合は買い取り対象になる場合もあります。民間業者の方が回収できる品目が多いです。

どちらが便利？民間と行政の不用品回収

処分しようと思ってから、実際に引き取ってもらえるまでの時間や手間を比較しても、民間の業者の方が融通が利くことが多くあります。たとえば、引越しに伴う不用品処分の場合、自治体では回収日が決まっており、個人個人の都合に対応することはできません。土日や祝日にはまず回収してもらえませんし、それに、指定された場所まで自分で運び出さなければならないわけですから、急な転勤などで早急に不用品を処分する必要がある場合など、自治体のサービスは役に立たないことが多いのです。ただ民間の業者にゴミを処分してもらうと人件費などが含まれる為、割高にはなります。

まとめ

不用品回収業者は、ご依頼者の都合に合わせて対応できるのがメリットです。全ての作業を請け負いますので利用する側にとってはとても楽です。回収できる品目も非常に多いので、基本的にはどんなものでも回収してもらえると考えて良いでしょう。ご依頼者の元でお見積りをして、納得できればそのまま作業を行って料金を支払うだけでOKです。手間をかけずに邪魔になった不用品を片付けたい時には、親身になって対応してくれる民間の不用品回収業者がおすすめです。

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